寒波到来


一月末の大雪


筧の中から氷柱が


凍結で水道の吐口が吹き飛びました

毎日異常な寒さが続いていますね。
津山の今朝の最低気温はマイナス8度ともマイナス9度とも…。場所によって多少の違いはありますが、県北はマイナス10度を超えるところも何ヶ所かあったようです。

奈良時代、「国分寺建立にあたっては国華となる場所を選定せよ」との勅令によって選ばれたこの土地だけに、大雨でも大雪でもお陰様で今まで大した被害はありませんでした。とても有難いことです。

しかし、さすがにこの寒波、小さなことですが困ったことも。今朝はまったく水が出ず、各地の被害に比べれば大したことではありませんが、普段の生活がいかに有難いものかということを再認識しました。

弁天様は音楽がお好き


開扉法要でも演奏していただきました

こんにちは。早いもので年が明け、もう一月も後半。
すっかりご無沙汰してしまいました。

今日は音楽のお話。お祀りしている弁天様はいろいろなご利益がありますが、技芸上達もそのひとつ。音楽がお好きな仏様です。

昨年12月になりますが、神戸フェニックスフィルハーモニックオーケストラの定期演奏会へ行きました。
国分寺の開扉法要で生演奏を披露してくださった方々が、このオーケストラに所属しています。

法要では、このオーケストラのコンサートマスターである神田恭子さんを始め、5人のメンバーの美しい音色が境内に響き渡り、「こんな演奏を聴けるなんて思わなかった。」と参拝の方々も大喜びでした。

神戸でのこの日のオーケストラの演奏は壮大で、しばし日常から離れた素晴らしい時間を過ごしました。

毎年10月に行われる「弁天祭」では、ヴァイオリンの奉納演奏もお願いしています。秋にはステキな音楽を楽しみに、どうぞお参りください。近づきましたら、またここでもお知らせしますね。

ご挨拶

あけましておめでとうございます。昨年秋、住職に就任いたしました孝楓です。国分寺の法統を継承すべく、前住職に倣い責務を果たしてまいりたいと思います。若輩ですが、よろしくご指導ご鞭撻ください。日本の安寧と皆様の息災を願い、日夜お勤めに励みたいと存じます。

2018年 正月
住職 田中 孝楓


修正会


修正会


今朝の裏庭

新年

あけましておめでとうございます。

平穏に年を明けることができました。

今年もゆっくり余裕をもってスタートしましょう。

2018年 元旦
名誉住職 田中 孝照


お手製の門松


23時半頃から参拝者が続々とお参りされました


除夜の鐘は108を過ぎても希望者は打つことができます


火を焚いて暖をとっていただいています


お堂の中からは読経の声が聞こえてきます

年末へ向けて

寒さも本格的になりました。

霧深い朝の境内は、一段と清らかです。

今お寺では年始用のお札や、今年はいつ亡くなった方の何回忌の法事をする年かを書いた一覧表などをお配りする準備をしています。

名月

昨夜、門を閉めに境内へ出ると、キレイなお月様がくっきり。

満月は三日後ですが、見事な美しさにいつまでも眺めていたくて…しばらくの間、空を見上げていました。

先ほど境内へ出ると、今夜の月もさらに満月に近づいてまた一段とキレイでした。

ここ数日はスッキリと晴れて良いお天気が続いています。

師走に入り大掃除という大変な仕事が待っていますが、ずっとこんなお天気なら捗るのになぁ…。

紅葉

盆地の津山では朝晩の冷え込みがとても厳しくなってきました。

気づけば開扉法要を終えて早や一ヶ月。
それまでとあまり変わらぬ忙しさでしたが、季節はすっかり変わり、そろそろ師走の声も聞こえてきました。

裏庭にひっそりと佇むもみじの葉は、今年も同じように変わらず静かに紅葉しています。

開扉法要 ③


天台宗のマスコットキャラクター「しょうぐうさん」と103世住職


子ども達にも大人気「しょうぐうさん」は一隅を照らす運動キャラクターです

みなさんのお願い事は103世住職の手書きのお札に刻み込まれました

開扉法要三日目。

最終日はお薬師様にお願いごとを叶えていただく「薬師供祈願法要」と、いよいよお扉を閉める「閉闢法要」が行われました。

薬師供祈願では一時間もの間、読経の声がお堂に響き渡り、お坊さん達が、みんなのお願いごとを叶えてくれるよう仏様に一心に拝んでくださいました。

最後に閉闢法要では、参拝者が見守る中、静かに降る雨音とともに厳かにお扉が閉まりました。

また16年後にお薬師様に会えることを、それまで健康で穏やかに過ごせるよう願いながら、大法要は終わりました。

開扉法要 ②

降水確率80%からの回復で迎えた開扉法要二日目。

約250人の稚児達が、晴天のなか音楽に合わせて元気よく練り歩きました。

豪華絢爛な衣装に身を包み、比叡山の元籠山比丘(ろうざんびく)宮本祖豊様から、稚児行列に参加した子供達の健やかな成長を願い、一人ひとりの頭頂にお数珠をあてて、お加持をいただきました。

可愛い姿が境内から溢れ、とても華やかな法要でした。

 

開扉法要 ①

 

10月13日〜15日までの三日間、開扉大法要が行われました。

前日までの天気予報では降水確率80%! しかし雨も上がり迎えた一日目。

午前中に塔婆開眼供養法要他、三つの法要が行われました。

ご本尊の秘仏お薬師様と大きな角塔婆は五色の綱で結ばれ、塔婆開眼供養法要に続き開闢法要の途中でお薬師様のお扉が開けられると、塔婆から下がったその綱からはより強くお薬師様のお力をいただけます。みなさん一心に手を合わせ、綱を触ってお願い事をしていました。

そして午後からは公開講座が開催されました。

約120人の聴衆で熱気に包まれた会場では、聖武天皇の勅命によって建てられた「美作の国分寺」について教育委員会の仁木講師から興味深いお話を聞きました。続いて、三千院御門跡様の楽しくありがたいお話に、時に笑い声も溢れ、「今からすぐ変えることのできる心のあり方」などを分かりやすく説いていただきました。

16年ぶりにお姿を拝むことができたお薬師様は、とても穏やかで優しいお顔でした。