みどころ

本堂他諸堂

  • 参拝はどなたでも自由にしていただけます。予約不要。
  • 9時~17時まで
  • 山門内にお入りの際は必ず最初に、向かって左手の庫裏(くり)までお声掛けください。
  • 駐車場及び敷地内、禁煙、ペット類はご遠慮ください。

仏様 ※ 通常は外からの拝観となります

薬師如来様(本堂)

現世(今いる世界)の中心の仏様。お名前を呼び、おすがりすると万病から救ってくださいます。

阿弥陀様(内仏)

来世(今の次にある世界)の中心の仏様で、私たちをしっかり受けとめ、お導きくださる仏様です。

観音様(観音堂)

智慧を授け、慈悲で見守ってくださる仏様です。

歓喜天様(聖天堂)

仏教の守護神で、特に当寺の歓喜天様はお金が貯まり、商売繫盛のご利益がいただけます。

弁天様(回向堂)

仏教の守護神で、水の神でもあります。技芸上達、商売繫盛などさまざまなご利益がいただけます。

地蔵様(会館)

広く子ども達にまで手を差し伸べてくださる優しい仏様。

梵鐘

大正・昭和の初めごろまで、国分寺地区は度々干ばつに見舞われ、農民はひどく苦しんでいました。そこで津山市川崎の加茂川のほとりまでお寺の鐘を皆で運び、川の水を打ちかけながら、大衆が見守るなか当時の国分寺住職が雨乞いの祈祷を一心に行いました。次にもう一本の川である津山市瓜生原の吉井川まで鐘を運び、再び懸命にご祈祷を続けました。すると寺に帰るころには空は一転、にわかにかき曇り、雨がザーザーと土砂降りとなったのです。人々は歓喜し、裸になって踊り、喜びを表したのでした。このような慈雨(じう)が必ずいただける鐘として、近在になりひびきました。
※現在の鐘は戦後、再鋳造されたものです。

境内礎石

現国分寺の境内、塔跡近くには塔の礎石と思われる大きな石が点在しています。
礎石には巨大な支柱を支えるための加工が認められ、大変珍しいものです。

史跡

奈良時代に建てられた美作国分寺は、長い間土の中に埋もれ、その跡地は水田となっていたため、伽藍(がらん)配置などの詳しいことはわかっていませんでした。昭和52年からの数次の調査の結果、南門・中門・金堂・講堂・塔・回廊などの主要な伽藍や、寺の敷地の範囲を示す溝などの遺構が見つかり、それらは良好に残っていることが確認されました。美作国分寺の伽藍配置は国分寺式伽藍配置といい、東大寺と同様のもので、中央政権の力を強く受けており、また文化レベルの高さもうかがい知れます。基壇の大きさから、塔は七重であったと推測され、詔(みことのり)には、七重の塔をもつ寺は「国の華(はな)」であると記されています。