今年も無事に

8月18日施餓鬼法要が行われました。

先月、西日本を中心に全国的に被害をもたらした豪雨水害。
連日最高気温の記録を更新するような猛暑の日々。
そうかと思えば、二、三日前から急に秋晴れのような爽やかな日となりました。

例年、午前九時に手伝い方はご本尊様の前に集合し、般若心経をお唱えした後、準備にとりかかります。五色の吹流しを出したり、施餓鬼壇を設置したりと会場を作っていきます。
それにしても、今年は涼しい!皆さんのお手伝いのおかげもありますが、随分と捗り、やりやすく感じました。

夕方になると参拝者が集まり、法要の開始を待ちました。手伝い方も揃いの国分寺Tシャツ(by kosei)に着替えて気を引き締めます。
19時、開式の合図の鐘が鳴ると、総勢8名のお坊さんによるお勤めが本堂内で始まりました。
参拝者は厳かな雰囲気のなか手を合わせ、読経の声に耳を傾け、一心に供養の誠を尽くされたのです。
お堂でのお勤めの後は境内地に設置された施餓鬼壇に場所を移し、お名前を一人ずつ呼び各家の先祖供養をしていただきました。

今年も無事に施餓鬼法要を終え、200年の歴史が引き継がれました。
同じように各家の歴史も引き継がれています。ご先祖様から続いて頂いたこの歴史を絶やすことなく守っていきましょう。

8月18日は


「明日も爽やかなよい日になりますように」


「法要準備はとにかく手が足りない!お寺の子どもは、夏はお手伝い」


「全て横張りの廊下なので、一休さんのように走っては拭けません(涙)」

明日、8月18日は「施餓鬼」法要。200年以上続く、伝統的な法要です。

餓鬼道(がきどう)に落ち、何も口にすることができず苦しんでいる餓鬼達に、一年に一度食べ物を施す法要です。
それによって頂く功徳が、我々の先祖に回し向けられるのです。つまりそれが回向(えこう)=まわす、ということです。

19時からお勤めが始まりますが、少し涼しくなる夕刻、檀家に限らずどなたでもお参りできますので、お涼みを兼ねておでかけください。餓鬼達も喜びます。

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開扉法要 ②

降水確率80%からの回復で迎えた開扉法要二日目。

約250人の稚児達が、晴天のなか音楽に合わせて元気よく練り歩きました。

豪華絢爛な衣装に身を包み、比叡山の元籠山比丘(ろうざんびく)宮本祖豊様から、稚児行列に参加した子供達の健やかな成長を願い、一人ひとりの頭頂にお数珠をあてて、お加持をいただきました。

可愛い姿が境内から溢れ、とても華やかな法要でした。

 

開扉法要へ向けて〜稚児衣装

10/6,9の二日間、稚児衣装の着付け教室が開かれました。

二日間で、参加者の約2/3にあたる186名のこども達とその親御さんがお寺に集まり、本番までに着付けの練習をしました。

実際の衣装を目にした参加者は大人はもちろん、こども達もその豪華で美しい衣装に大喜び。男の子も女の子も、それぞれの衣装を身にまとい、はにかみながらもとても嬉しそうな表情でした。

国分寺のお稚児さんには、立派な衣装を身に付け法要に参加し、その健やかな成長を仏様に見守っていただきたい、との住職さんの願いにより実現したこの稚児練り供養。

14日の法要当日は、大変に豪華絢爛なお練りになるでしょうね。今から楽しみです。

 

開扉法要に向けて〜掃除

10月13日〜15日まで執り行われる開扉法要まで、あと少しとなりました。

先週からはお堂の掃除も本格的に始めています。

真夏の暑い日や冬の寒い日の掃除に比べれば、気候的にはやりやすい方ですが、何せ建物が古いので簡単にはいきません。

一休さんのように真っ直ぐに木が張られた廊下をタタタタッと駆け抜け掃除することに憧れ続け、今日も横張りの廊下に這いつくばって一生懸命拭き掃除です。

廊下の掃除は建物の中なので、まだ楽です。回廊の細かい格子も隅々まで拭き上げ、綺麗にするのはなかなかに根気のいることです。

お施餓鬼の夜

8月18日、施餓鬼法要が執り行われました。

朝から手伝ってくださった檀家の方々はじめ、多くの皆さんのおかげで盛大に供養ができました。

何百年も続いているこの法要が、今年も無事に行われたことは大変有難いことです。

施餓鬼法要

明日、18日は「施餓鬼法要」です。
夕方7時頃から法要は始まります。

餓鬼道(がきどう)という地獄に落ちた飢えた鬼達が、一年に一度だけ食べ物を口にすることができる日です。

餓鬼道に落ちると食べ物が目の前で炎に変わってしまい、口に入れることはできません。
しかし、この日だけは供養してもらったお供え物の水とご飯を食べることができるのです。

餓鬼に施しをすることによって、有縁無縁の霊を供養することができます。
ひいては、ご先祖様の供養につながるのです。

食べ物を粗末にしていると、餓鬼道に落ちるといわれています。
子供たちにもこのことをよく伝え、食べ物を大事にしましょうね。