さるすべり(百日紅)

太陽の陽射しに負けない、きれいな色のさるすべり(百日紅)の花が咲いています。

むかしむかし、旅をしていた王子が乙女を竜神から助け、百日後に再会を誓って別れました。しかし、乙女の死によって再会は叶いませんでした。そののち、乙女を弔う地から二本の樹が生え、紅白の花が百日咲き続けたことから、百日紅と名前がつけられたといわれています。

今でこそ民家でも時々見られますが、そんな物語から仏縁の木として昔はお寺にだけ植えられ、お寺に行けばさるすべり(百日紅)の花を眺めることができ、仏縁に結ばれる、と人々は花のもとに集まったそうです。