土佐国分寺参拝旅行 ♫

大変お待たせいたしました!
先月、5年ぶりに皆さんと行った参拝旅行の思い出を振り返りたいと思います。

「土佐国分寺参拝旅行」

朝、八時半に出発、総勢34名で大型バスに乗って高知県まで約三時間の旅です。
久しぶりの旅行に皆さんとても楽しみになさっていて、朝から笑顔いっぱい。
孝照さん始め子供達も寺内全員でお見送りに出ました。30年続いた比叡山参りの朝もこうやって全員でお見送りするのが恒例でしたので、大きくなった子供達の姿に驚かれ、そんな光景も懐かしがってくださいました。

お孫さんとご参加の方もありました。
若い方がご一緒してくださって心強かったです。

立派なバスだったので、ゆったり座れて皆さん寛いでおられました。おしゃべりも楽しくて止まらな〜い。

お昼頃高知へ到着。まずはお腹を満たしに名物の「カツオのたたき」を食べに行きました。
初めにお店の外で藁焼きの様子を見せてくれ、その後店内に案内されました。
そしてたった今、目の前で藁焼きにした「たたき」を出してくれました。
「分厚いのに臭みがない」と皆さんも大満足。さすがの美味しさで、今まで口にしたものとは全く違う食べもののようでした。



次はいよいよこの旅の目的である「土佐国分寺」へお参りに向かいました。
現在は真言宗の土佐国分寺、ご本尊様は千手観音さまですが、収蔵庫にて厳重に管理された重要文化財の「薬師如来像」や梵鐘など、とても貴重なものを多く見せていただくことができました。
収蔵庫は約20センチほどの厚みがある防火扉に守られ、入り口では虫やごみを中に持ち込まないように、粘着シートの上を歩いてから中に入るという徹底ぶり。国の宝を管理されることの大切さと大変さに、頭がさがる思いでした。
到着して初めに本堂外から皆で般若心経をお唱えしましたが、特別にお堂の中にも案内してくださり、さらに千手観音さまのお近くでもう一度お勤めをすることができました。





その後、手入れの行き届いた中庭に面したお座敷でお抹茶とお菓子をいただいて、ゆったりとしたよい時間を過ごしました。お寺の至る所にきれいなお花も生けてあり、おもてなしの心を存分に頂戴しました。
美しい宝物を拝見し、心に静寂を感じ、滅多にない貴重な機会をいただいた一同は清々しい気持ちでお寺を後にしました。


その後は高知の「道の駅」に寄り、皆さん二本の腕では足りないほど沢山のお買い物をして、お土産もたっぷり買って帰路につきました。

夕方6時半頃、無事にお寺へ到着。朝、お見送りに出た一同で今度は孝照さん手作りの看板を掲げてお出迎えしました。
事故もなく、体調が悪い人もでず、皆さん元気いっぱいでお帰りになり、口々に「とっても楽しかった!また行きたい!」と大変喜ばれていました。

参加の方々の中には久しぶりに知り合いに会われたり、思わぬところでそれぞれ知り合いだったり。おひとりでご参加の方も昔のお友達に再会されたりと、車内では感激の場面があちこちで見られ、行きのバスの中から大変な盛り上がりでした。これも皆さんがお誘いあって参加してくださったおかげです。仏縁で結ばれている皆さんの深い繋がりを改めて感じるとともに、こうして皆さんと一緒に過ごすのは、やはりよいものだな~と孝楓さん、孝惺さんはしみじみと思ったそうです。

…そうです、さも行ったかのように二人から聞き取りをしてこのブログを書いたワタクシは、、、残念ながら留守番だったのです(涙)そんなワタクシ来年も参拝旅行をまた計画してもらいたいと切に希望します。今回ご参加の方はどうぞお元気でまた来年も!そしてご参加叶わなかった方も次こそはぜひ、ご一緒にお参りしましょう!

新年度のスタートです!

桜もあちこちで咲き始め、いよいよ新年度が始まりました。
新しい生活をスタートされる方も、変化なく穏やかに四月を迎えられる方も、この春を心穏やかにお健やかに過ごせるとよいですね。

さて、本日4月1日は定例の総代会がありました。
総代さま方にお集まりいただき、昨年度の報告や今年度の行事予定などをお伝えしました。
三月に企画された数年ぶりの一日参拝旅行の話など、楽しいご報告もできました。
(その模様はまた改めてレポートします!ブログ更新できていなくてすみません💦)

写真は総代会の様子と、三月下旬頃にいただいた啓翁桜(けいおうざくら)、そして境内の梅の写真です。
桜はお届けくださった日はとても寒い日だったのですが、数日後に一気に暖かくなり開花。その後は暖かい日と寒い日が交互にやってきたせいか、今でも花びら一枚落とさずキレイに玄関でお客様をお出迎えしてくれています。

総代さま方、今年度もどうぞよろしくお願いいたしますまずはご本尊様の前で般若心経をお唱えしました


お忙しいところご出席くださりありがとうございました

日を追うごとに段々と濃いピンクになっています
日中と朝晩の寒暖差が大きく、また花粉や黄砂の影響などあり、なんとなく不調が続く…という方も多いと思います。暖かくなったからといって頑張りすぎず、むしろ「春はみんな不調なんだ!」ということにして(笑) みなさまどうぞお大事にお過ごしください。
暖かくなり、「元気になった!」という方はどうぞそのままお元気で !(^^)!

なっちゃんが連れてきた春🌸

毎日寒い日が続いています。
二月は一年のなかで最も寒い時期ですが、大寒波という言葉をこんなに続けて聞くことはないような気がいたします。
津山でも連日雪が降り、積雪の朝を迎えることが度々ありました。




そんななか、嬉しい出来事がありました!

2025年1月28日に誕生した「なぎさちゃん」が病院での健診前にお寺にご挨拶に来てくれたのです。
とってもかわいいお顔でスヤスヤ眠るなっちゃんを代わる代わる抱っこさせてもらいました。時々目をあけてくれるとみんな大喜び。生まれたての赤ちゃんがお寺に来てくれるなんて滅多にないことで、まるで春がやってきたかのような明るい雰囲気に包まれました。

思えばこの小さななっちゃんも、生まれて間もないうちから菩提寺の門をくぐり、ご本尊様にご挨拶なさった立派な檀家さんのおひとりです。
ご先祖様や仏様に守られ、きっと良い子に育っていかれることでしょう。



早く暖かくなるといいですね。みなさまどうぞお元気で。


2024年 大晦日

今年もあと少しとなりました。
みなさまにとって、今年はどんな一年だったでしょうか。
2024年は年明け早々、能登半島地震、航空機墜落事故と悲惨なことが次々と起こりました。
多くの方が犠牲になり、今なお、悲しみ苦しみを抱えた生活が続いていることと思います。
それでも皆等しく大晦日を迎え、そして新しい年が明けます。
来るべき新年がどなたにも等しく明るいものでありますよう、心よりお祈り申し上げます。

さて、今日は夕方頃から強い風が吹き荒れ、今にも雪が降りそうな寒さでした。
昨日のうちに寺の者総出で取り付けた幕が大きく風にはためき、これでは幕が破れてしまうかもしれないと心配した前住職さんの判断により、苦労して取付けた幕でしたが一部分は外すことにしました。
この玄関幕には、前住職さん直筆の「國」の字が入っています。
白地と紫地があるので、その年はどちらが張ってあるか、お参りされた際にはぜひ注目してご覧になってください。

前住職さん直筆の「國」の字と、風対策に奮闘するふたり
今年は前住職さん、孝楓住職さんの初コンビで制作した迎え花も風で飛んでしまうほど
玄関には蓬莱山とお鏡の準備を整えました


今夜は23時50分より除夜の鐘をつき始めます。
お寒い中ですが、どうぞお気をつけてお参りください。

秋の國分寺と西福寺

いよいよ師走に入りました。
朝晩かなり冷え込む時期となり、津山地方の最低気温は1度や2度という日が続いています。
対して日中は快晴の日も多く、お寺の裏庭にあるモミジも紅葉が一日一日と進み、爽やかな青い空との対比がとてもきれいに映っています。
ちなみに、この裏庭は石仏で極楽浄土を表現したものだそうです。
急な斜面や、間に水路が通っていたりと管理が非常に難しい場所ではありますが、この景色を楽しみに日々清掃に励んでいます。
境内からは少ししか見えませんので、写真でこの景色をみなさまにもおすそ分けしたいと思います。

水面に映ったモミジも綺麗です

今年は暑さが長引いたため、真っ赤ではなく茶色っぽくなってしまったそうです

また、少し前には國分寺が兼務する西福寺で「秋まつり法要」が行われました。
上品な阿弥陀様がお祀りされている静かな山の上のお寺で、歴代住職さまと檀家各家のご先祖供養をしました。
毎回、少ないながらも各家から必ずおひとりは出席されます。
一年に二回、小さなお寺に篤く大きな信仰のお気持ちが集う日でもあります。

写真は國分寺境内にもどって…
折れた椿の枝をつけておいたら、しばらくして水鉢の中で可愛い花が咲きました

玄関脇には可憐な小菊
孝照さんのお気に入りです

年末に向けて気忙しく、また寒さも本格的になりますが、みなさまくれぐれもお体に気をつけてお過ごしください。

 

紫陽花と可愛い子どもたち

梅雨入りし、毎日雨がよく降ります。
お寺の境内にもわずかですが、紫陽花が生き生きと咲いています。
紫が上品なものと白い可憐な紫陽花です。
紫の紫陽花を皆で眺めながら、紫は高貴な色であるということを改めて思いました。

先日、お隣の河辺(かわなべ)小学校から2年生42名が「町探検」へお寺へやって来ました。
1組と2組のそれぞれで班ごとに質問を考えてきてくれ、お寺の仕事や仏様のことをしっかり勉強しました。

沢山の質問のうち「どうしてこの場所にお寺が建ったのですか?」という質問には、孝楓住職さんから「勉強したり、修行するのにふさわしい良い環境だったからです。河辺小学校もそんな良い場所にあります。だからみんなもきっとよく勉強ができますよ。」との答えがありました。
それを聞いて、私もなるほど!と納得。我が家も孝照前住職さんから三世代が通った小学校で、今年創立150年を迎えます。
やはり歴史のある学校はそんな素晴らしい環境だからこそ、この地にできたのですね。

子供たちのおかげで、改めてお寺や小学校など地域の歴史を深く感じる良い機会となりました。



クラスごとに町内の数か所を巡って町探検です  まずはご本尊お薬師様の前で手を合わせてご挨拶
みんな真剣に話を聞いて勉強しました

新年度スタート

今日から新年度が始まりました。

催花雨を経て晴天の本日、四月一日は一年に一度の定例総代会。
去年に引き続きお寺に集っての会が無事開催でき、嬉しいことでした。

総代の皆さん、今年度もよろしくお願いいたします。

お寺の前の桜も総代のみなさんをお迎えする準備万端です

名誉住職さんお手製の看板

まずはご本尊お薬師様の前でお勤めから始まります

かなりの強風でしたが晴れなのでよし

新しい顔ぶれも





3月11日によせて


3月11日
東日本大震災から13年が過ぎました。

当時子供だった人も大人になり、それぞれが様々な想いを胸に復興や支援につながる職に就いたり、活動をしたりしているそうです。
わがお寺にも地震発生から三か月後に誕生した子がいます。
この春から中学生になるその子の成長をみると、月日の流れと同時に失われた沢山の命の尊さが思われます。
一人ひとりにその13年間の月日があったなら…。

そんなことを考えながら地震発生時刻の午後2時46分にあわせて鎮魂の鐘をつき、内仏殿では阿弥陀様の前でお経をあげました。



檀家さんの家のお庭に咲く啓翁桜
ひと足早く春を届けてくださいました

四年に一度の貴重な日

今日は2月29日、四年に一度のうるう年です。

岡山のお天気ニュースで解説されていましたが、統計的にこの日は気温が低く、雨や雪の日が多いそうです。

津山地方もここ最近は暖かい日と寒い日が、入れ替わり立ち替わりやってきています。

一昨日は朝から雪がちらついていましたが、昨日は快晴のよいお天気。一転、今日はまた真冬のように寒い雨の一日でした。

地元の津山朝日新聞のコラムに「二月は冬と春の両方を感じられる月」とあり、なるほどと納得。そう考えるとちょっとお得なような、嬉しい気分になりますね。まさに物は考えよう!

明日から三月。しっかり体調管理をして、元気に春を迎えましょう。

境内の梅も見頃です

小さな福寿草の花も暖かい日にすっかりひらきました

柔らかな光とともに

早々から悲しいことが続いた一月もあっという間に終わり、二月がスタートしました。

気候も、急な寒波に襲われたかと思ったら春のような暖かい日があったり。もうすぐ立春ですが、その頃は東京都心でも雪の予想がされています。

まだまだ厳しい冬が続くのか、それとも春が来ているのか?わかりませんが、近所を歩いていた時に春のお花を少しだけ見つけ嬉しくなりました。思わず立ち止まって眺めていると希望の春が近づいているように感じました。

能登半島地震から一か月、改めて犠牲になられた方々の鎮魂と、北陸地方の方々が一日も早く落ち着いて暮らせるよう願ってやみません。

ちょうど一週間前の境内は雪景色。

春を一番に知らせてくれる蝋梅。ピントがちゃんと合っていないのかな?ほんとはもっとキレイなんです!お寺の境内にも植えたいなぁ。

今は色のない境内ですが、サザンカが唯一花を咲かせてくれています。