弁天さまと音楽の秋

10月20日(日)前日の大雨もすっかり止み、過ごしやすいお天気のなか「弁天まつり」が行われました。
今回は巳(み)の日(=弁天さまの日)がちょうど日曜日ということもあり、40名を超える大勢の参拝がありました。

冒頭、住職さんの挨拶では、「弁天さまから福徳、縁寿のおかげがいただけますよう、一生懸命お勤めいたします」とありました。平たく言うと、みんながハッピーで、与えられた寿命の限り元気に生きていけますように!と弁天さまにお願いをします、ということです。

そして住職さんの話にもありましたが、今年の弁天まつりはなんと401回目でした。
『國分寺記』という古い歴史書には、きちんとした形で弁天さまをお祀りしだしたのは1623年からという記述があり、そうすると今年で401年目。
昨年、節目となった400年目はみなさまのお参りはまだご遠慮いただいたのですが、今年は5年ぶりにヴァイオリンとチェロの奉納演奏も復活し、 400を超えて‛1’ ということで新たな一歩がスタートしました。
従来の護摩祈願は史跡保存の関係でできなくなりましたが、しっかりと御祈願されたお守りをお授けしました。

変わらず守り続けていくものと、よりよいものへと変化していくもの、両方を大事にこれからまた何百年も続いていくことと思います。

また、奉納演奏の初めに奏者の方が「楽器の演奏は私たちの体を使ってするのですが、ここにいらっしゃるみなさま全員でこの場を作りあげていきたいと思います」とおっしゃいました。
私はこの言葉がとても印象に残りました。
いよいよ演奏が始まり、美しいメロディーや迫力ある音を聴いていると、次第に何とも言えない心地よさに包まれていき…
体のなかから湧き上がってくる感情?感覚?は、言葉で表現すると  “ワクワク” “ウキウキ” “嬉しい” “楽しい” というようなポジティブなものばかり。
まるで我々がヴァイオリンやチェロの音と一体になったかのような感覚。
その場にいる全員で音楽を奏で、弁天さまがそれを喜び、我々にお力を授けてくださっているようなそんな歓喜に満ちた時間でした。

弁天さまをお近くに感じながら、お経と音楽と共に秋のよい一日を過ごすことができました ♪♪♪


参拝者はそれぞれの願いを心に浮かべ、祈りました

↓ここをクリックするとお経が聞けます
https://youtu.be/QorAKSAQ5t4?si=P8y8wghhaiMYc4qB



法要と演奏の間の休憩タイム

久しぶりに馴染みの顔が揃って楽しそう

兵庫県より4名の演奏家がお越しくださいました

ヴァイオリンとチェロでロシアの作曲家グリエールの曲も
初めて聞いた作曲家の名前で新しいことをひとつ知ることができました

ベートーヴェン、バッハ、ヴィヴァルディ、モーツァルト、ビートルズと知っている曲、初めての曲と幅広く演奏していただきました

迫力ある演奏に皆、惹き込まれました

足を崩し楽な姿勢でゆっくり音楽を楽しみ、最後は全員で「ふるさと」を生演奏と共に気持ちよく歌いました ♬

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