夏のお盆参り

ここ津山地方は盆地特有の苦しくなるような湿気でしんどい梅雨でしたが、梅雨明けと同時にさらに苦しいほどの暑さが続いています。

お寺は今年も檀家各家のご先祖供養のお参り、棚経(たなぎょう)の真っ最中です。暑さは年々ひどくなりますが、みなさまにお会いし、ご様子を聞かせていただくのを楽しみに住職、副住職の二人が頑張ってお参りに出ております。

そして数日ですが、小僧の光胤(こういん)さんも一緒にお参りさせていただいています。今年中学三年生になりましたが、小学五年生から毎年棚経を勤めています。お参り先で人生の大先輩から貴重なお話を聞かせてもらったり、「わたしはこの方に送ってもらうんじゃな。」と安心して言ってくださるそのお言葉を聞いて、段々と覚悟と責任感が育っていくのだろうと期待しています。

まだまだこれからですが、身長だけでなく檀家のみなさまのあたたかいお気持ちで大きく育てていただき、正しい心を持ったお坊さんになってほしいと思います。

今年も浅草より可愛らしいほおずきと風鈴が届きました。毎年違う柄の風鈴で音色とともにその絵柄も楽しませてもらっています。
夕方、風に揺られて心地よい音色にしばし心が休まります。
みなさまくれぐれもお身体お大事にお過ごしください。

初日の朝は緊張のせいか、こんな感じで孝惺さんと出発しましたが…
午後からは少し落ち着いた様子で孝楓さんとお参りへ

浅草から遥々、津山の地で皆を楽しませてくれています
今年の絵柄は花火です

孝照さんの大好きな花、桔梗が暑さに負けず咲いています