比叡山へお参りしてきました

先日、第一回目より連続参拝している比叡山大護摩法要へ、29回目のお参りをしてきました。

朝霧の中、大型バス二台で出発、10時半頃には会場に到着しました。

天台座主猊下が入場されると1200年の不滅の法灯から灯火が護摩壇の火に移され、修法(しゅほう)が始まりました。

炎は次第に大きくなり、参拝者の願いがあたかも天に届くが如く舞い上がりました。

今年は例年になく春のように暖かく、参拝者全員が回峰行者の有難いお念珠を頭(こうべ)に頂きました。

その後は、美味しい甘酒と小芋のお接待を頂戴し、諸堂へのお参りをして山を降りました。

参拝した皆さんは、口々に「今年もお参りできて良かった。」と全員無事に笑顔で家路につきました。

来年は記念すべき30回目のお参りとなります。
檀家外の方も大歓迎です。
皆さんぜひ、ご一緒にお参りいたしましょう。
お申込みは随時受け付けております。

寒波到来


一月末の大雪


筧の中から氷柱が


凍結で水道の吐口が吹き飛びました

毎日異常な寒さが続いていますね。
津山の今朝の最低気温はマイナス8度ともマイナス9度とも…。場所によって多少の違いはありますが、県北はマイナス10度を超えるところも何ヶ所かあったようです。

奈良時代、「国分寺建立にあたっては国華となる場所を選定せよ」との勅令によって選ばれたこの土地だけに、大雨でも大雪でもお陰様で今まで大した被害はありませんでした。とても有難いことです。

しかし、さすがにこの寒波、小さなことですが困ったことも。今朝はまったく水が出ず、各地の被害に比べれば大したことではありませんが、普段の生活がいかに有難いものかということを再認識しました。

弁天様は音楽がお好き


開扉法要でも演奏していただきました

こんにちは。早いもので年が明け、もう一月も後半。
すっかりご無沙汰してしまいました。

今日は音楽のお話。お祀りしている弁天様はいろいろなご利益がありますが、技芸上達もそのひとつ。音楽がお好きな仏様です。

昨年12月になりますが、神戸フェニックスフィルハーモニックオーケストラの定期演奏会へ行きました。
国分寺の開扉法要で生演奏を披露してくださった方々が、このオーケストラに所属しています。

法要では、このオーケストラのコンサートマスターである神田恭子さんを始め、5人のメンバーの美しい音色が境内に響き渡り、「こんな演奏を聴けるなんて思わなかった。」と参拝の方々も大喜びでした。

神戸でのこの日のオーケストラの演奏は壮大で、しばし日常から離れた素晴らしい時間を過ごしました。

毎年10月に行われる「弁天祭」では、ヴァイオリンの奉納演奏もお願いしています。秋にはステキな音楽を楽しみに、どうぞお参りください。近づきましたら、またここでもお知らせしますね。

年末へ向けて

寒さも本格的になりました。

霧深い朝の境内は、一段と清らかです。

今お寺では年始用のお札や、今年はいつ亡くなった方の何回忌の法事をする年かを書いた一覧表などをお配りする準備をしています。

おまいり

お寺には檀家の方以外にも、参拝者が時々いらっしゃいます。
散歩の途中、ジョギングの途中などに立ち寄る方も。

先日、お参りに来られた方をたまたまお見かけしました。
その方は帰り際に、ご本尊様の方へ向き直って一礼してから門を出ていかれました。

お寺へ入る時、お寺から出る時には、ご本尊様の方へ向いて頭を下げる。これが自然な参拝の姿でしょう。

この方に説いたわけではありませんが、仏を敬う心がそうさせたのでしょうか。
祖父母や親から教えられていたのかもしれません。

お寺の前を通り過ぎるだけではなく、時には境内へ入ってみられてはいかがですか。
その際、門をくぐるときには一礼することをお忘れなく。

お寺では毎夕刻、鐘をつきます。

季節によって時刻は変わりますが、時を知らせるために九つ打ちます。

子どもの頃は「鐘が鳴ったら帰りなさい」と言われ、鐘の音が聞こえたらそれを合図に家路に急いだものでした。つまりは、そう遠くへ遊びに行かないようにという意味も込められていたのだと、今になってわかります。

『夕やけこやけで日が暮れて 山のお寺の 鐘がなる〜♪』童謡「夕焼け小焼け」