施餓鬼法要 2025

8月18日、今年も施餓鬼法要が無事に行われました。

年々厳しさを増す暑さのため、今年は例年より一時間早く8時にお手伝いの方々に集まっていただき、準備を進めました。
盆地特有の湿気を含んだひどい暑さのなか、檀を組み立て幕を張り、境内をきれいにして法要準備を整えてくださいました。
この日は夕方5時から雨が降る予報となっており、いろいろと思案しましたが、みんなの気持ちが通じたのかそれも免れ、おかげをいただき雨にもあわず無事に進んでいきました。
またふたつ前(7/10)のブログでご紹介しましたが、100年以上頑張ってくれた餓鬼に施す仏供米を入れる桶も、この度檀家の木工作家ヨネモノさんの手により生まれ変わりました。
江戸時代より続いてきたこの法要は、みなさまのご協力なくしてはできません。

施餓鬼とは一年に一度、餓鬼道に落ちた餓鬼に水や食べ物のお供えをして供養をし、その功徳をもって各家のご先祖供養につながるというものです。
また同時に、むさぼりの心にとらわれてしまいがちな我々の心も清めてくれるお参りでもあります。
ご参拝の方々や施餓鬼袋にてお供えをなさった方々にもたくさんのおかげをもたらしてくれる施餓鬼法要です。今年お供えできなかったという方はご先祖供養の為、またご自身が多くのおかげをいただけるよう来年はぜひお供えいただき、どうぞお参りください。

まずはご本尊様の前で般若心経をお唱えし、一日の無事をお願いしました
本堂前に施餓鬼壇を設営します

名誉住職さん手書きの『國』の旗を掲げました
今年の草は大変です
父娘で草刈りをしてくださいました



午前の仕事を終えてひと休み


長く暑い一日、みなさま本当にありがとうございました
餓鬼に施す仏供米の準備
施餓鬼壇の完成です
甦ったこの桶に仏供米を施します
午後からはご参拝の方が次々と

夕刻7時、いよいよ始まります
今年は孝月さんのご詠歌から法要が始まりました
「薬師瑠璃光如来和讃」をみんなでお唱え
久しぶりの孝月さんのご詠歌はやっぱりすごい!
中2の孫はこの法要にお参りして「感動して涙がでた」と言っていました
孝照前住職さんが尊敬する従兄弟、伊藤慈秀氏書
慈秀氏は仏教理念に基づいて医師として活躍されました
文面はお薬師様の願いとご利益について書かれたもので、7年前の開扉法要を記念して作成寄贈されました

極楽寺ご住職 圓照様、圓光寺ご住職 優寛様 ありがとうございました
堂内から外の施餓鬼壇に場所を移して
懇ろにご供養していただきました
江戸時代から続く法要、100年以上使用している桶、そして得度してから70年以上この法要に携わる前住職さん
餓鬼に水とご飯を施します


夜になって蒸し暑さが増し、じっとしていても汗が滴るなかでの法要でした。幾重にも重なる衣を纏うお寺様方には一層厳しい状況だったことと思いますが、82歳の前住職さんも一生懸命お勤めしてくださいました。ありがとうございました。

厳しい夏

今年は六月から猛暑が続き、危険ともいえる暑い日々が更に続いています。津山の最高気温が全国で10番目に高くなった日もあったようです。

毎年ひどくなる暑さのなかですが、檀家各家のご先祖供養である棚経、初盆供養などお寺の行事は滞りなく行われています。
昨今、檀家数は少なくなっていますが、炎天下駆けずり回るお参りは意義深くもずっしりと体にこたえるものです。熱中症の恐れもありながら、仏様のおかげをいただいて、一年に一度みなさまにお会いできることを楽しみにお参りに励む毎日でした。

残すところは18日の「施餓鬼法要」です。
餓鬼に施すことによってそれが各家のご先祖供養に転じ、ひいては我々が救われるというありがたい法要です。
夕刻7時から始まりますので、どうぞお参りください。
寺内一同、もうひと息頑張ります!


棚経へ

広島、長崎へ鎮魂の鐘を打ちました

遠方より初盆のお参り

歴史を刻む木桶

連日の猛暑のなか、夏のお参りが始まりました。
各家のご先祖供養、初盆供養、そして八月には施餓鬼供養法要が行われます。

春先のこと、この法要で使われる道具の修繕をお願いしていたのがついに出来上がったとの連絡をいただき、取りに伺いました。
場所は歩いて二、三分のご近所、米山さん宅。お願いしたのは國分寺の檀家さんで、ご存知の方も多いと思いますが木工作家「ヨネモノ」の米山彰彦さんです。
施餓鬼法要のなかの餓鬼供養で使われる大切な桶の修繕を昨年よりお願いしていました。

この桶は餓鬼に施すご飯の器として優に100年ぐらいは使われてきたものです。まさにタガが外れて、乾くとバラバラ状態。数年前にはある役員さんが工夫して少し直してくださった年もありましたが、もうどうにもならない状態まで経年劣化が進んでしまいました。どうにかして修繕できないものかと思案していたところ、木工の匠である米山さんに相談してみようということになり、この桶の歴史をよく知る孝月さんを先頭に工房をお訪ねしてみたのが昨年の秋頃のことでした。

江戸時代から続く伝統ある「施餓鬼法要」についても熱心に耳を傾け、法要で大事な役割を果たすこの桶の用途についてもよく理解してくださり、「なんとかやってみます」と引き受けてくださいました。
出来上がりを見せてもらったときには一同感動!見事に甦り、八月の法要の際には大切な役目をしっかりと果たしてくれることと思います。

また、米山さんはこのような先祖供養の法要が長い歴史のなかずっと続いてきたことに驚かれ、興味をもたれたようです。
こうやって若い方がお寺の伝統的な行事についてより深く知っていかれることも嬉しく思いました。

今年も檀家のみなさまの想いを届けるべくこの桶に沢山の仏飯をお供えし、供養します。
ヨネモノさんの素晴らしい技術が加わり、新たな歴史を刻んでいく木桶。ぜひお参りの際にはご覧ください。

ヨネモノさん、この先また百年以上、長く大切に使わせていただきます。
ありがとうございました。

ヨネモノさんのホームページはこちらです
https://yonemono.com/




名誉住職さんの揮毫




工房には素敵な作品が


心地よい空間には作品だけでなく各国より集められたコレクションも

6月の弁天まつり

6月5日に弁天祭りが行われました。
役員さん二名も一緒に法要にご参加くださり、爽やかに心地よい読経がお堂に響きわたりました。
新緑のなか、午後からもそれぞれに、みなさん弁天様にお参りいただきました。





雨の西福寺先祖供養

5月最後の土曜日、西福寺のお寺で「先祖供養法要」が行われました。
朝から大雨の一日でしたが、山の上は雨音と深い緑に包まれて一層落ち着いた雰囲気でした。
少ない檀家数ながら全員がお参りされる年もあるほど信心深い地域で、この大雨の中でもほとんどの方がお参りされました。

西福寺のご本尊様である阿弥陀如来様は人を選ばず、全ての人を救ってくださる仏様だそうで、孝楓さんも毎日「今日も皆さんをお守りくださり、ありがとうございます」と思いながら帰ってきます、と話されていました。

また西福寺の阿弥陀様はとても上品なお姿で、静かに優しく包み込んでくださるような気持ちになります。昔、この仏様を巡って争いがおきたとか??
ブログの最下部に検索欄があるので「西福寺」と入れると今までの記事がご覧になれます。ぜひ振り返ってみてくださいね。





僧侶による読経の後、全員で般若心経とご詠歌をお唱えしました。般若心経は600巻分のお経を凝縮したもので沢山のおかげがあり、徳がつめるそうです。皆、大きな声で一心にお勤めしました。そして西福寺のご詠歌を全員で唱える様子は、信心に溢れていました。





山の上で静かに佇む西福寺

新春 2025

あけましておめでとうございます

2025年がスタートしました。
みなさまお健やかに新年をお迎えのこと、お慶び申し上げます。
この一年もみなさまが穏やかなお気持ちでお元気に過ごされますよう、お祈り申し上げます。

さて、お寺では大晦日から三が日にかけて行事が滞りなく進み、また新たな気持ちで今年一年、檀家各家の繁栄、日本国の安寧、世界の平和をお祈りしていく所存でございます。

それでは、年末年始のお寺の様子をお伝えします。

大晦日の夜、除夜の鐘をつきに0時前からご参拝が始まりました。
これまでの反省とこれからの目標を胸に、力強く梵鐘を打つみなさんでした。



午前0時を過ぎると沢山の方がご本尊様にお参りされました。

新しく迎えるこの一年が佳き年になるよう、一心に手を合わせておられました。

除夜の鐘をついている間、内仏殿では阿弥陀様に、本堂ではお薬師様に一年のお礼と新年のご挨拶のお経をあげました。

高校三年生になった近所の子供たち。立派な青年になった彼らもまた、それぞれの願いを叶える為、お寺にお参りして来るべき春へ向けて頑張るそうです。応援しています!

明けて元旦、修正会(しゅしょうえ)が三日間行われました。
現在の國分寺は檀家さんのあるお寺ですが、もとの「美作国 国分寺」は聖武天皇が国家の平安を願って国ごとに造られた官寺です。それは今なお國分寺の果たすべき役割とし、檀家各家のみなさまのご健康と幸せを祈り、そして日本国及び世界の平和をご本尊様にお願いすることを務めと考えております。
三が日、午前と午後の一日二回、寺内一同で心を込めてお勤めしました。

篤信の方もお参りされ、香煙立ち込めるなか、ご一緒にお経をお唱えしました。

今年はよく晴れて穏やかなお正月となり、ご家族みなさんでのお参りの姿が多く見られました。

知ったお顔を見つけて、今年も元気に新年のご挨拶をなさる様子も。

大晦日の夕方、強風の為外された玄関幕も元通りに。
これが孝照和尚さん直筆「國」の字です。

本来門帳とは仏様のいらっしゃる場所と外の世界を仕切る為のものですが、孝照和尚さんは大切な方をお迎えする際の歓迎の気持ちの表れとして掛けています。

ここにも孝照和尚さんの直筆「國」の字が!

三が日午後からは、阿弥陀様の前で各家のご先祖様に「各家のみなさま方をどうぞお守りください」とお願いしました。

みなさまと共に、2025年も笑顔とユーモアを忘れない一年にしたいと思います!

弁天さまと音楽の秋

10月20日(日)前日の大雨もすっかり止み、過ごしやすいお天気のなか「弁天まつり」が行われました。
今回は巳(み)の日(=弁天さまの日)がちょうど日曜日ということもあり、40名を超える大勢の参拝がありました。

冒頭、住職さんの挨拶では、「弁天さまから福徳、縁寿のおかげがいただけますよう、一生懸命お勤めいたします」とありました。平たく言うと、みんながハッピーで、与えられた寿命の限り元気に生きていけますように!と弁天さまにお願いをします、ということです。

そして住職さんの話にもありましたが、今年の弁天まつりはなんと401回目でした。
『國分寺記』という古い歴史書には、きちんとした形で弁天さまをお祀りしだしたのは1623年からという記述があり、そうすると今年で401年目。
昨年、節目となった400年目はみなさまのお参りはまだご遠慮いただいたのですが、今年は5年ぶりにヴァイオリンとチェロの奉納演奏も復活し、 400を超えて‛1’ ということで新たな一歩がスタートしました。
従来の護摩祈願は史跡保存の関係でできなくなりましたが、しっかりと御祈願されたお守りをお授けしました。

変わらず守り続けていくものと、よりよいものへと変化していくもの、両方を大事にこれからまた何百年も続いていくことと思います。

また、奉納演奏の初めに奏者の方が「楽器の演奏は私たちの体を使ってするのですが、ここにいらっしゃるみなさま全員でこの場を作りあげていきたいと思います」とおっしゃいました。
私はこの言葉がとても印象に残りました。
いよいよ演奏が始まり、美しいメロディーや迫力ある音を聴いていると、次第に何とも言えない心地よさに包まれていき…
体のなかから湧き上がってくる感情?感覚?は、言葉で表現すると  “ワクワク” “ウキウキ” “嬉しい” “楽しい” というようなポジティブなものばかり。
まるで我々がヴァイオリンやチェロの音と一体になったかのような感覚。
その場にいる全員で音楽を奏で、弁天さまがそれを喜び、我々にお力を授けてくださっているようなそんな歓喜に満ちた時間でした。

弁天さまをお近くに感じながら、お経と音楽と共に秋のよい一日を過ごすことができました ♪♪♪


参拝者はそれぞれの願いを心に浮かべ、祈りました

↓ここをクリックするとお経が聞けます
https://youtu.be/QorAKSAQ5t4?si=P8y8wghhaiMYc4qB



法要と演奏の間の休憩タイム

久しぶりに馴染みの顔が揃って楽しそう

兵庫県より4名の演奏家がお越しくださいました

ヴァイオリンとチェロでロシアの作曲家グリエールの曲も
初めて聞いた作曲家の名前で新しいことをひとつ知ることができました

ベートーヴェン、バッハ、ヴィヴァルディ、モーツァルト、ビートルズと知っている曲、初めての曲と幅広く演奏していただきました

迫力ある演奏に皆、惹き込まれました

足を崩し楽な姿勢でゆっくり音楽を楽しみ、最後は全員で「ふるさと」を生演奏と共に気持ちよく歌いました ♬

弁天まつりのご案内

みなさまお元気でお過ごしですか。
10月に入りやっと暑さも落ち着き、気持ちのよい季節となりました。
日中は晴天が広がり、特に津山地方ではこのように過ごしやすい時期はほんのわずかなので、少しの間楽しみたいと思います。

さて、来週 10月20日 には弁天さまのお祭りがあります。
法要のあとには5年ぶりにヴァイオリンとチェロの奉納演奏も行われ、ご希望の方には御祈祷したお守りシールもお授けいたします。
今年の巳(み)の日(弁天さまの日)はちょうど日曜日なので、檀家さんでない方にもご案内したところ、「弁天さまが好き」とか「美しいお堂に入ってみたい」、「ヴァイオリンの演奏をお寺で聴いてみたい」など、それぞれの思いでお参りされるようです。

弁天さまがお祀りされている回向堂(えこうどう)は5月と10月の年二回の法要の際、開放されます。とりわけ秋は盛大な法要がなされ、どなたでも参っていただけます。どうぞお気軽にご参拝ください。

玄関には秋のお華
土佐水木・木苺・リンドウ・白小菊・ススキ

ドラゴン柳・風船唐綿・赤ドラセナ

雪柳・赤小菊・ススキ

 

施餓鬼法要 2024

8月18日、施餓鬼(せがき)法要が執り行われました。
今年は雨の心配はなかったものの、尋常ではない暑さにどうなることかと心配しましたが、体調不良になる者もなく無事に終えることができました。
夜の法要に向けて朝から準備に来てくださった総代の皆様、夜遅くまで本当にありがとうございました。
立派な餓鬼(がき)供養ができ、各家のご先祖供養ができました。
長く暑い施餓鬼法要の一日を写真でお届けします。

本堂前に集合して先ずはご本尊様にご挨拶
今日一日皆が無事で、施餓鬼法要ができますように

餓鬼供養の準備からスタート

法要にあたり玄関幕を張ります

境内清掃も念入りに最終チェックです


ほんの少し休憩タイム…しかし暑い!

午後からは参拝の方の受付も始まります

久しぶりにいろんな方のお顔が見えて嬉しい日でもあります

夕刻七時、いよいよ法要が始まります

お堂の中はむせるような暑さで汗が滴ります
幾重にも衣をまとうお坊さんは大変ですね

六人のお坊さんに懇ろに供養していただきました

高い所にあるお供え物には手が届かない餓鬼の為に白飯と水を下にお供えします

気温は高いものの、夜空には秋を思わせるようなお月様がでていました

お盆を迎えて

ご先祖様のお帰りを楽しみにしていたお盆も早いもので今日で終わります。
みなさんはどんなお盆をお過ごしでしたか?
暑いなかでしたが、ご先祖様に思いを馳せ、我々が今ここにいられることに感謝する時間となったことと思います。
お寺では14日に遠方の方々がお参りされる「合同初盆」と「合同棚経」のお勤めが行われました。
ご縁があってご一緒にお参りされたみなさんは、他家の仏様にもお互い手をあわせるという良いことができました。

名誉住職さんお手製の看板でお迎えです通称「くまちゃん」の看板、面白い形の板がクマに見えませんか?
孝楓さんは大切な方々を思い浮かべながら一生懸命お勤めさせていただきました
島根、岡山、勝央町からお参りに
「ひまわりが夏らしくていいですね」と喜んでいただけました
東京、倉敷、笠岡、岡山からお参りに高3と中1の女の子二人でお供えのお団子を作りました
僧侶だけでなく、お寺の裏方も後継者が育ってきているようです

猛暑のなか新種のユリが咲きましたお盆が終わるといよいよ夏の最後の行事「施餓鬼法要」です
数日前に蜂に刺されてしまった名誉住職さん渾身の作、蜂にご注意ください!