今年はこの辺りでは珍しく雪のない年末年始となりました。
皆さまお健やかに新年を迎えられたことと存じます。
今年も法要やお寺の様子など、お伝えしていきます。
どうぞよろしくお願いいたします。
「住職よりご挨拶」
あけましておめでとうございます。
本年も穏やかな年であるよう、微力ながら努めたく存じます。
幸せの価値というものが変わってきた今、目先の賑やかなことにとらわれず本質をよく見極め、じっくりと考え自分のおかれた場所で丁寧に暮らす、それが私達に安心を与えてくれることなのではないでしょうか。
佳き年となりますように。
國分寺住職 田中 孝楓
大晦日の夜
今年は日付が変わってから参拝の方がちらほら
若い方のお参りが多かったようです
煩悩の数だけ108回鐘を打ちます
皆さん一心に
午前と午後の一日二回、一時間程かかる「修正会」(しゅしょうえ)を三が日執り行います
産まれたときからずっと子供達も一緒にお勤めさせてもらい、今では難しいお経もそれなりに読めるようになりました
橙の代わりに、お供えいただいたゆずと、これまた別の方からのお供えの干し柿を鏡餅に
元旦の朝、境内の南天が青空に映えてとてもきれい
冷たい空気のなか、マユミのピンクが愛らしくほっこり
玄関幕は名誉住職孝照さんの字で「國」と書いてあります
今年は住職孝楓さんが玄関前の大作に挑戦
お供え用の鏡餅が立派にできあがりました
お正月花はシックに枝若松と万年青です
三が日は年頭のご挨拶にみえる檀家さんをお迎えします
枝若松・孔雀の羽


























いつもこんな笑顔だとよいのですが、まだまだ怖いのです・・・。
彼岸花は9月23日の花で、花言葉は「再会」だそうです。お寺の子らしく、お彼岸中日のこの日が誕生日の私。今日も嬉しい再会がありました。
歓喜天堂前の古い柘榴の木は江戸時代後期のものと伝え聞いています。
今年は大きな実が沢山つきました。











ひ孫の光胤(こういん)さんはお参りに伺った先で孝円和尚さんの書を見せていただき、大変驚いていました。こうやって歴史を感じ、自分のさせていただいていることに感謝する気持ちが育っていくことを願っています。
今では二人の孫娘が跡を継いでくれていることを、孝円和尚さんもきっと喜んでくれていることでしょう。
先々代の孝円和尚さん
子、孫、ひ孫でお勤めをしました。
千年以上前に仏教と共に伝えられたとされる歓喜団(かんきだん)という唐菓子。歓喜天様への本格的なお供えが久しぶりにできました。

浅草からほおずきが届きました。
うだるような暑さのなか、江戸風鈴の涼しげな音色が心に響きます。








弁天様をお祀りしている回向堂(えこうどう)
キョウチクトウが綺麗に咲いていました
境内のキョウチクトウを少し頂いて
弁財天女品(べんざいてんにょぼん)というお経をお唱えしました
住職さんによると...今年の弁天様は非常に穏やかに迎え入れてくださったそうです
一心にこのご真言(しんごん)をお唱えし、弁天様のおかげをいただきます
歓喜天(かんきてん)様(聖天堂)の前には江戸時代後半からあるザクロの木
鮮やかな赤い花を咲かせ
実をつけ始めています
境内の片隅にキキョウが少し早く目を覚ましました
貴重な富貴蘭(フウキラン)が槇の大木に宿っています
サツキも満開