弁天様と音楽と秋の一日

爽やかな秋の日、弁天祭りが行われました。
厳かな法要と心地よい音楽、美味しいお接待をいただいて、楽しい一日となりました。

奉納演奏ではバロック音楽を中心に童謡も演奏していただき、非日常の気分を味わったり、くつろいだ雰囲気のなかでみんなで一緒に歌ったりと盛りだくさんでした。

ある曲の演奏中、お堂に弁財天女が舞い降りてきたように感じたのは私だけではなかったようです。

美味しいおぜんざいもお代わりして、心も体も満たされた一日となりました。

もちろん、護摩に託された皆さんの願いもしっかり弁天様に届いていることでしょう。

10月4日は「弁天まつり」


「散歩中の幼稚園児達も美味しい!とおぜんざいをいただきました」


「交通安全や家内安全、病気平癒など願いは様々です」

明日は弁天様のお祭りの日です。

弁天祭りは年に二回、五月と十月にありますが、十月は護摩(ごま)祈願をしたり、音楽の奉納があったりと盛大に行われます。

護摩祈願はそれぞれのお願い事を護摩木に記入し、密教の修行を修めた僧侶がそれをひとつひとつ釜にくべて祈祷します。
弁天様にそのお願い事をしっかりきいていただけるよう、僧侶は前もって身を清めてこの祈祷に臨みます。

いつもはご先祖さまの供養をされている皆さんも、この日だけはご自分のため、生きている者のために何かお願いごとをしてもいいのですよ。

今からでも祈願のお申込みは受け付けます。ご希望のお方は0868-26-1431までお電話ください。※檀家以外の方もお申込みいただけます。
なんと今年はオリジナルステッカーを祈祷の証としていただけるようです!

法要は10時から国分寺回向堂(えこうどう)にてスタート。10時半頃からはヴァイオリンその他の奉納演奏。11時からは場所を外に移して、護摩祈願法要が行われます。

そしてお参りの方も、たまたま通りがかった方にも美味しいおぜんざいが振舞われますので、お接待もどうぞお楽しみにおいでください。

孝楓さん、写ってます


「山陽新聞の記事です」

お彼岸中日に毎年恒例、千人塚の供養法要が行われました。

津山市川崎の兼田(かねだ)河原には、江戸時代この地で処刑された人達の供養の塔が建っています。

罪人ではあるけれども、地域の人達がその魂を慰めるために塔を建て、春と秋のお彼岸にお参りをされています。

有縁無縁に関わらず、手を合わせ祈ることで、この地域と多くの人々の幸せとなるでしょう。

お彼岸です

お彼岸を迎えました。
昨日までの雨も止み、今日は気温は高いものの夏のそれとは違って秋らしい爽やかな日です。

朝から墓地にお参りする方々の姿が見えます。
おひさまが真西に沈む彼岸の中日。西方浄土に手を合わせ、感謝とご先祖さまのご冥福をお祈りください。

そして、お彼岸といえば…おはぎ!
お恥ずかしながら手づくりすることはありませんが、祖母が作ってくれたものを懐かしく思い出します。
あんこの味はその家々で違って、幼馴染のおばあちゃんのあんこも忘れられない味のひとつです。

春彼岸の頃に食べるのは、ぼたもち。
秋彼岸の頃に食べるのは、おはぎ。
その区別は地域によっても違うそうですが、その時期に咲く花に合わせて呼び名が違うという説も。

境内にも萩をはじめとする控えめな秋の草花が、風に揺られています。
散策にどうぞお越しください。

今日の主役は…

本日、9月13日は前住職コウショウさんの誕生日。数えで77歳を迎えました。おめでとう!
コウショウさんは第四子、初めての男の子として国分寺に産まれました。70年以上前のお話、男の子誕生に周りは大喜びだったそうです。その約30年後、そんなコウショウさんの子どもは4人姉妹。ふふふ。

ところで数えで77歳といえば喜寿。
「喜」という字を草書で書くと七十七となります。そこから喜寿というおめでたい行事となったのです。
また、今年はお大黒のコウゲツさんも古稀を迎え、先日揃ってお祝いをしました。
古稀とは「人生七十、古来稀なり」との句よりこの名がありますが、平均寿命が男女とも80歳を超える今の時代、例え体が思うようにならなくても、皆さん気持ちは元気に、何事にもチャレンジしていってください。

先日、新聞記事でこんな言葉をみつけました。
「幸せとは、その人が成功したかどうかではない。毎日をいかに楽しく過ごせるかである。」
最後の最後まで残るのは学歴でも経歴でもなく、自分の心なのです。

金古神社


「ちょうど虹の向こうにお宮さんがあります」


「お宮さんの参道から見た西の空」

暑かった夏も終わり、今日から九月が始まりました。季節が移ろうのは、本当に早いですね。

夕方東の空に大きな虹が出ていました。
お寺の北東には金古(かなご)神社があります。

このお宮さんは国分寺のお寺とは直接関係はありませんが、この辺りには昔から鉱山があったので、金古(かなご)神社という名前がついたのではないかと思われます。

残暑もまだまだ厳しいなか、次々と台風も近づいてきます。大きな被害が出なければと祈ります。

今年も無事に

8月18日施餓鬼法要が行われました。

先月、西日本を中心に全国的に被害をもたらした豪雨水害。
連日最高気温の記録を更新するような猛暑の日々。
そうかと思えば、二、三日前から急に秋晴れのような爽やかな日となりました。

例年、午前九時に手伝い方はご本尊様の前に集合し、般若心経をお唱えした後、準備にとりかかります。五色の吹流しを出したり、施餓鬼壇を設置したりと会場を作っていきます。
それにしても、今年は涼しい!皆さんのお手伝いのおかげもありますが、随分と捗り、やりやすく感じました。

夕方になると参拝者が集まり、法要の開始を待ちました。手伝い方も揃いの国分寺Tシャツ(by kosei)に着替えて気を引き締めます。
19時、開式の合図の鐘が鳴ると、総勢8名のお坊さんによるお勤めが本堂内で始まりました。
参拝者は厳かな雰囲気のなか手を合わせ、読経の声に耳を傾け、一心に供養の誠を尽くされたのです。
お堂でのお勤めの後は境内地に設置された施餓鬼壇に場所を移し、お名前を一人ずつ呼び各家の先祖供養をしていただきました。

今年も無事に施餓鬼法要を終え、200年の歴史が引き継がれました。
同じように各家の歴史も引き継がれています。ご先祖様から続いて頂いたこの歴史を絶やすことなく守っていきましょう。

8月18日は


「明日も爽やかなよい日になりますように」


「法要準備はとにかく手が足りない!お寺の子どもは、夏はお手伝い」


「全て横張りの廊下なので、一休さんのように走っては拭けません(涙)」

明日、8月18日は「施餓鬼」法要。200年以上続く、伝統的な法要です。

餓鬼道(がきどう)に落ち、何も口にすることができず苦しんでいる餓鬼達に、一年に一度食べ物を施す法要です。
それによって頂く功徳が、我々の先祖に回し向けられるのです。つまりそれが回向(えこう)=まわす、ということです。

19時からお勤めが始まりますが、少し涼しくなる夕刻、檀家に限らずどなたでもお参りできますので、お涼みを兼ねておでかけください。餓鬼達も喜びます。

削除 ▲ページトップへ

ご先祖様といっしょに


「右手に少しだけ写っているのは境内の百日紅(さるすべり)ピンクが青空に映えます」


「ちょうどひと月前、こんなかわいい色の夕焼空でした」

朝から湿度が高く、とても蒸し暑い津山です。
部屋の中の湿度計は70%を指し、体がズシリと重い。

そんな今日13日はお盆の入りです。できるだけ早めにお墓へ行き、ご先祖様をお迎えしたいものです。

初盆を迎えられた各家にはお寺からお供養に参りますが、遠方にお住いの方々の初盆供養は、国分寺の会館にておこなわれます。
岡山県南や京阪神から、この日に合わせてご親族ご親戚がふるさとに戻り、お寺にお参りされます。

お盆は、ご先祖様と一緒に我が家で楽しく過ごす三日間。おもてなしにしっかり勤めましょう。

お盆に向けて全力で!

連日の猛暑、これでもかというほどに太陽が照りつけています。皆さまお元気ですか?

お寺ではお盆に向けて、各家のご先祖供養のお参りにコウフウさん、コウセイさん、コウジュンさんの三人が、早朝よりバイクで走り回っております。

年々、最高気温を更新する異常な暑さ。檀家の皆さまも体調を心配してくださり、さながらマラソンの給水所のように水分補給のお接待を受けて何とか頑張っています。

コウセイさんのひと言。。。道路はフライパンのよう。みなさんも気をつけてネ!