新しい時代を迎えました。
その昔、国家国民を護るために造られた国分寺です。
この令和の時代も、今以上にみなさまの安寧をお祈りしてまいります。
境内には令和を祝すかのように、花々が静かに咲いています。
蔓桔梗(つるききょう)、馬酔木(あせび)、牡丹(ぼたん)など。
なかでも珍しいのが、鬱金桜(うこんざくら)です。
数年前、名誉住職さんが京都の哲学の道で見たこの桜に一目惚れ。
苗木を探し求め、お寺の境内に植えました。
地元新聞にも取り上げられ、この珍しい桜を目当てにお参りされる方もあります。
普通の桜と違うのは、花の色です。
最初は萌黄色で段々と桃色になっていきます。
その色合いはとても可愛く、ソメイヨシノが終わった頃から咲き始め、未だ私たちの目を楽しませてくれています。
別名、美人桜とも呼ばれるこの桜、名誉住職さんが一目惚れするのも無理もないですね。
「鬱金桜(うこんざくら)」
蕾から花の咲き始めは葉と同じ薄い緑で、爽やかな印象です。
花が開くにつれて色が変わっていく様は、可憐でありながらも魅惑的です。
その他の花も楚々として愛らしい。