2026年が始まりすでに三ヶ月、新年のご挨拶ができておらず申し訳ありませんm(__)m
4月、新年度がスタートしました!
津山城の桜も見頃を迎えています。




よく雪が降ったこの冬でしたが、みなさまお元気でお過ごしでしたでしょうか。
お寺の者はみな元気にしています。
まだ寒さが残る三月中旬、孝楓さん孝惺さんと私を含む総勢42名で「一日参拝バス旅行」で松江へ行ってきました。
「弁当忘れても傘忘れるな」といわれる山陰地方です。この日も出発した時間帯には少し雨が降っていたそうですが、一行が到着する頃には雨も止み、冷え込みも緩んでよいお天気となりました。
先日終わりを迎えた朝ドラの舞台となった松江ですが、旅行先を決めたのは11月頭。松江のどのお寺へ参拝するのがよいかな…と探していたところ、月照寺(げっしょうじ)さんというお寺が孝楓さんの目に留まりました。
「月」「照」寺さん。國分寺の、孝照さんと孝月さんのお寺ではないですか!
というわけで、ご縁を感じ調べてみると、松江藩初代藩主である松平直政公がお母様を想って造られたお寺で、「月照院」様というのがお母様のお戒名であることがわかりました。小泉八雲の随筆に登場し、頭を撫でると長生きできるという言い伝えのある「大亀さん」の碑があり、行き先を決めた後には朝ドラで大亀さんは何度も登場したので、益々楽しみになりました。
他にも宝物殿や七代藩主不昧公の茶室などがあり、藩主菩提寺として歴史的な遺品や遺跡も多く残る由緒正しいお寺です。
この「月照寺」さんへのお参りを大きな目的として、ちょうど小泉八雲の三男、小泉清展を開催していた「松江県立美術館」、牡丹と高麗人参で有名な「由志園」、お土産屋さんなどを巡り、楽しい一日参拝旅行はあっという間に終わりました。



到着後、まずはご本尊「阿弥陀如来」様にお勤めさせてもらいました。

その後、境内散策、特大涅槃図や不昧公像などが展示してある宝物殿の見学、お抹茶をいただくグループに分かれて月照寺さんをしっかりお参りさせてもらいました。

お殿様の座る「上段の間」のある書院にて、お抹茶を頂戴しました。




大名茶としても有名で不昧公の名で知られる七代藩主松平治郷公など、初代直政公から九代斉斎公までのお墓があり、一つひとつお参りしました。

朝ドラでも登場した「大亀像」は七代治郷公(不昧公)が父宗衍衍公の徳を讃え、長寿を祈願するために建立した寿蔵碑(生前供養塔)。習わしのとおり大亀像の頭を優しく撫でてお参り。ご自身やご家族の健康長寿をお願いしました。

八雲の著作に登場する「化け亀」の伝承によると、この大亀像は夜な夜な動き出し、人々に災いをもたらす恐ろしい存在であったが、寺の住職が仏の教えを説いたところ、亀は「自分の力ではどうにもならない」と自ら大きな石碑を背負い、二度と動けぬよう自らを封じた…と伝えられているそうです。そして八雲はこの話を紹介することで大亀像を単なる石造物ではなく「動かぬことで人々を守る守護の象徴」として描き出しました。(月照寺ホームページより抜粋)
「動かぬことで人々を守る」この言葉からは、私は「それぞれの地域で代々、家や山林、田畑を守る」ということも連想しました。この旅行にもそういった方々が多数参加しておられましたので、みなさんのお顔を思い浮かべ、この方達があってこそ家が継承され、子孫が守られていくのだと改めて尊敬の念を抱きました。


駆け足でしたが宍道湖畔に建つ「島根県立美術館」にも立ち寄りました。
撮影、掲載OKでしたので、ほんの一部ですがご紹介。



小泉八雲三男の「小泉清コレクション展」4/13(月)まで





松江城の前を通って次は「大根島」へ

松江藩と会津藩にのみ栽培を許可されていた高麗人参

由志園では「高麗人参鍋」と「宍道湖シジミ蕎麦すき鍋」のどちらか。
写真は高麗人参鍋です。とっても美味しく、出雲蕎麦も特別につけてもらい堪能しました。

やはり高麗人参鍋を注文された方が多かったようです。おつゆまで全部いただいて、そのおかげか翌日ちっとも疲れを感じませんでした!


牡丹の見頃は4月下旬ぐらいだそうですが、他にもお庭や、四季折々の花や植物が一年を通して楽しめます。


この旅行は檀家の方、そうでない方、どなたでも参加していただけます。今回は親子二代、三代でのご参加もあり、『子が親を想う気持ち』から建てられた月照寺さん、そして大亀像へのお参りにぴったりのご参加をいただきました。
さて、来年はどこへ参拝旅行にまいりましょうか。よい場所があればお知らせください。そして来年もぜひ多くのみなさま、ご一緒にまいりましょう!
