中国地方は早くも梅雨入りしました。
例年よりも二十日以上早いようですが、終わる時期は同じぐらいになるそうなので、長く梅雨空が続くようです。
相変わらずお寺での行事も縮小、中止が続いています。
先日には岡山県にも緊急事態宣言が発令され、みなさんともなかなかお会いすることが難しい状況となっています。
さて、五月上旬は爽やかな天気が続き、境内の雑草も勢い良くぐんぐん伸びてきました。
これも例年のことですが、この時期は専ら境内の草取りやお寺の周囲の雑草刈払いが我々の主な仕事となります。
気分的には晴耕雨読の日々なので、雨が降るとホッとする一方、その後の雑草の成長を考えると、ゾッとします。
雨上がりの良く晴れたこの日も外へ出て、草と格闘しました。
しかし外仕事をすることが当たり前のように思えない未熟な私達は、すぐに何かご褒美的な楽しいことを探します。
というわけで、この日のお昼ご飯は外で食べることにしました。
中に入って食べる際にはどろどろの服を脱いだり(ここでひと悶着起こる→ムスメがチチを怒る!)、時間がひどく遅くなったり(お腹が空きすぎて機嫌が悪くなる者続出)、など問題がいろいろありますが、見慣れた景色でも外を眺めながらのお昼ご飯はちょっとした気分転換になって楽しかったです。
とは言え、お寺の玄関、格好悪い?お客様が来られたらどうしよう?…とドキドキしましたが(笑)
みなさんも「いつもと同じ」を少し変えてみてはいかがでしょうか。
場所を変えてみる、雰囲気を変えてみる、方法を変えてみる、手順を変えてみる。
ほんの少しの変化でもとても楽しく大きく気分が変わるかもしれません。
些細なことで見える景色が違ってくるかもしれません。
『何事にもとらわれず、変化を受け入れること』
以前とは変わってしまった我々の生活においても、必要とされていることです。
般若心経に度々でてくる「空」という言葉、この解釈は様々ですが、ひとつの物事に執着したりひとつの価値観に縛られる必要はないのだと、そんな風に考えることもできるのかなぁ、などと思ったのでした。
“近くて便利”なコンビニがあってほんと助かります。
お客様が来られたら恥ずかしい・・・
でも誰も来てはくれませんでした。ご時世でしょうか。
自然のチカラ、完璧にはきれいになりませんが、青く澄み渡る空の様に気持ちはスッキリしました。
前回のブログでお話したウコン桜、4/20撮影のものです。遅ればせながらお届けします。