一緒にご詠歌を楽しみませんか?

毎月8日はお薬師様の日。

2018年12月9日のブログでもご詠歌とお薬師様の縁日については触れていますが、國分寺では毎月一回、8日にご詠歌の練習をしています。

ご詠歌とは、仏様の教えを分かりやすくメロディーに乗せて唱えるものです。
お経と同じぐらいお陰のあるものですが、平易な言葉で馴染み深く、心にすっと届くような気がします。
お葬式やご法事でお唱えさせていただくと、「このような式は初めてです。」と大変喜ばれます。

「ご詠歌を習うことで、月に一度は必ずお寺へお参りすることができる。それもありがたいことなんです。」と、ある方は仰います。
そして、お寺でだけ繰り広げられる内緒話や女子トークもあるのかも!?(笑)

子供から大人までどなたでも簡単に始められますし、椅子もあるので、足が痛くても座れなくても大丈夫。
ちょっと聴いてみたいわ、と思われる方もぜひ一度いらしてください。

そして、溜めておきたくない感情が芽生えたら、ご詠歌とおしゃべりをして吐き出して、どうぞお寺に全部置いて帰ってくださいね。
あとは仏様がきれいに掃除してくださいますのでご心配なく。

お正月の風景〜花のある暮らし

三が日も過ぎ、また日常に戻りつつあります。
境内は参拝の方も減り、少し静かになりました。

盆地特有の底冷えがする寒さも、どっさり積もった雪も、お正月らしく気分をキリッと引き締めてくれるような気がしておりましたが、暖冬の今年は予想以上に暖かいお正月となりました。

天候とは違い、毎年変わらずお正月の雰囲気を醸し出すのは参拝の方をお迎えする正月花です。
玄関幕前には、今年は趣向を変えた作品を作ってみました。

境内の梅の木を剪定して出た枝を器に見立て、そこに大王松や竹、南天などをあしらいました。
何年もこのお寺を見守ってきてくれた古木です。
お役を終えましたが、最後に玄関でみなさまをお迎えしてくれました。

お寺の玄関内には、一年を通して花を生けております。
決して上手なものではありませんが、少しでも季節を感じ、そこにほんの一瞬でも気を留めて安らぎを感じていただけたら、大変嬉しいことです。
私自身、植物の持つチカラにはとても助けられています。

いつもは気にならなくても、疲れたとき、悲しいときにふと目を留めてくだされば…との思いで、今日もお花を生けております。

福を呼ぶ!孝楓住職


あけましておめでとうございます。
イノシシもお役を終え、ネズミが元気に走り回り始めました。
令和二年も、変わらず真面目に皆さまの幸せを祈り続けたく思っております。
何かご心配事があれば、お寺へおいでください。
いつでもお待ちしております。

    國分寺住職 孝楓


三が日は、寺内一同揃ってお勤めをしました。
一日二回に分けてお薬師様、観音様、歓喜天様、阿弥陀様に日本国の安寧と世界平和、皆さまの平穏、檀家各家のご先祖様のご供養をいたしました。
昨年得度した、小さな新弟子達も大きな声でお勤めしました。

新年あけましておめでとうございます


「津山にある神楽尾(かぐらお)山より」

新しい年が幕を開けました。

今年も世界が、日本が平穏でありますよう。
そして、皆さまが心穏やかに過ごされますよう、お祈りしております。

大晦日には、日付が変わる少し前からお参りの方がみえ始めました。
檀家の方だけではなく、除夜の鐘をつきに若い方の姿も目立ちました。
たとえそれがイベント的なことであっても、日本人としてやはり体の中に染みついているからこそのことだと思います。

108つの煩悩を打ち消すための除夜の鐘ではありますが、心に迷いが出たときはいつでもお寺にお参りして鐘をついてください。
仏様はすべての人をいつでも優しく受け止めてくださいます。