お天気のおかげで

今日は一昨日の強風で泥まみれになった廊下やお堂を掃除しました。

爽やかな気持ちの良い日だったので動きやすく、終わった頃には私たちの体も気持ちもスッキリ!

正直なところ酷暑の夏、厳寒の冬には体力的にも気分的にも辛い時が多々ありますので、いつもこんなお天気だともっと掃除できるのになぁ…なんて。

そして今年の春は早いうちから暑い日が続き、境内の草も強力、格闘の日々です。

腰や指先が痛くなり、暑くてもうやめたい…と思いながらも、ふと顔を上げた時に見る草花や空。

朝夕に表情を変える姿は、疲れを吹き飛ばしてくれます。


日差しを受けて華やかに咲く芍薬


赤紫と緑の対比は鮮やかに境内を彩っています


夕方になり、花びらが少し閉じた感じもいいですね

お寺の美人

新しい時代を迎えました。

その昔、国家国民を護るために造られた国分寺です。
この令和の時代も、今以上にみなさまの安寧をお祈りしてまいります。

境内には令和を祝すかのように、花々が静かに咲いています。
蔓桔梗(つるききょう)、馬酔木(あせび)、牡丹(ぼたん)など。
なかでも珍しいのが、鬱金桜(うこんざくら)です。

数年前、名誉住職さんが京都の哲学の道で見たこの桜に一目惚れ。
苗木を探し求め、お寺の境内に植えました。
地元新聞にも取り上げられ、この珍しい桜を目当てにお参りされる方もあります。

普通の桜と違うのは、花の色です。
最初は萌黄色で段々と桃色になっていきます。
その色合いはとても可愛く、ソメイヨシノが終わった頃から咲き始め、未だ私たちの目を楽しませてくれています。

別名、美人桜とも呼ばれるこの桜、名誉住職さんが一目惚れするのも無理もないですね。

「鬱金桜(うこんざくら)」

蕾から花の咲き始めは葉と同じ薄い緑で、爽やかな印象です。


花が開くにつれて色が変わっていく様は、可憐でありながらも魅惑的です。

その他の花も楚々として愛らしい。