四年に一度の貴重な日

今日は2月29日、四年に一度のうるう年です。

岡山のお天気ニュースで解説されていましたが、統計的にこの日は気温が低く、雨や雪の日が多いそうです。

津山地方もここ最近は暖かい日と寒い日が、入れ替わり立ち替わりやってきています。

一昨日は朝から雪がちらついていましたが、昨日は快晴のよいお天気。一転、今日はまた真冬のように寒い雨の一日でした。

地元の津山朝日新聞のコラムに「二月は冬と春の両方を感じられる月」とあり、なるほどと納得。そう考えるとちょっとお得なような、嬉しい気分になりますね。まさに物は考えよう!

明日から三月。しっかり体調管理をして、元気に春を迎えましょう。

境内の梅も見頃です

小さな福寿草の花も暖かい日にすっかりひらきました

柔らかな光とともに

早々から悲しいことが続いた一月もあっという間に終わり、二月がスタートしました。

気候も、急な寒波に襲われたかと思ったら春のような暖かい日があったり。もうすぐ立春ですが、その頃は東京都心でも雪の予想がされています。

まだまだ厳しい冬が続くのか、それとも春が来ているのか?わかりませんが、近所を歩いていた時に春のお花を少しだけ見つけ嬉しくなりました。思わず立ち止まって眺めていると希望の春が近づいているように感じました。

能登半島地震から一か月、改めて犠牲になられた方々の鎮魂と、北陸地方の方々が一日も早く落ち着いて暮らせるよう願ってやみません。

ちょうど一週間前の境内は雪景色。

春を一番に知らせてくれる蝋梅。ピントがちゃんと合っていないのかな?ほんとはもっとキレイなんです!お寺の境内にも植えたいなぁ。

今は色のない境内ですが、サザンカが唯一花を咲かせてくれています。

 

 

新年早々の惨事によせて

一日の能登半島地震に続き、二日には飛行機の衝突事故と大変な新年の幕開けとなりました。

どちらも多くの犠牲者がでており心が痛みます。どうかこれ以上被害が拡大しませんように。

毎年三が日は午前と午後の二回、ご本尊お薬師さまと阿弥陀如来さまの前でお勤めをいたします。昨日、今日はこのお勤めの際、ふたつの惨事で犠牲になられた方々の魂を慰めるべく、お経を唱えました。どうか安らかでありますように、そして二度とこのような惨事がありませんように。

お見舞い申し上げます

あけましておめでとうございます

2024年新しい年が始まりました。世界では様々な争いが絶えず混乱の世となって久しいですが、今年こそは穏やかな一年になりますよう、大晦日に除夜の鐘をつきながらご本尊様にお願い申しておりました。

それが元旦開けて夕方、能登半島で大きな地震が発生しました。

現在、怪我をされた方や亡くなった方も多くあることがわかってきました。これ以上の被害が出ないことを、そして被災地の方々が守られることを願うばかりです。本日午後からのお勤めではそのことも仏様に一生懸命にお願いいたしました。

さて、大晦日の日は雨が降ったり止んだりの一日でした。夕方からは雨が止みましたが時折り強い風が吹き、少々荒れ模様。

除夜の鐘をつき始めた11時50分過ぎには霧雨のような雨となりました。

日付が変わった頃、徐々に参拝が始まり、今年は天気のせいかお参りの人は少なかったように思います。

みなさまが今年も健やかなる一年を過ごせますようお祈りいたします。

 

國分寺のおてら 10月〜12月編

早いもので12月も半ばを過ぎ、次第に気忙しくなってきました。

12月とは思えない暖かい日が続いていましたが、これから寒さが本格的になるようですね。

津山の地も昨夜からぐっと冷え込み、今朝はうっすら雪景色。今日は風に雪が舞い散る寒い一日となりました。

ちょっとご無沙汰してしまっていましたが、これまでのお寺の様子を写真でお伝えします。

境内には名誉住職さん管理の秋の草花が可憐に咲き、また深まる秋とともに裏庭のモミジが今年も我々の目を楽しませてくれました。

また10月には秋の弁天まつりが行われ、久しぶりにご参拝のみなさんと声を合わせて『おんそらそば ていえいそわか』のご真言をお唱えして、それぞれが感謝と願いごとをいたしました。

年末に向け年の瀬の雑事に追われる頃となりますが、「あれもこれもやらなきゃ…」と嫌にならないよう、大掃除や寒さの中にも、楽しいコト笑える話を探しながら年末年始のお寺のいろいろをやっていこうと思っています。

みなさまもご無理はなさらず、ほどほどに。。どうぞお身体第一にお過ごしください。

 

 

地域を知り、地域の歴史を学ぶ

9月の終わり、お寺のお隣にある河辺(かわなべ)小学校の児童が二度に亘ってやって来ました。

まずは二年生。

保護者の方も参加して、小学校近くの商店や施設など四箇所を周り、そこはどんなところなのかを知る『学区探検』に出ました。

そのひとつが国分寺のお寺です。

子供達が事前に考えた質問をし、真剣に話を聞く姿。そして納得しながらそれを書き留め学ぶ姿は、まだ幼さが残る顔つきに反してとても頼もしくみえました。

後日、全員の感想やお礼の文章をいただきましたが、そこからもしっかりと勉強したことがよく伝わりました。

※ 学校より許可を得て、写真撮影及び掲載をしています。


事前に先生方からお話を伺った際、地域を知ることで、困ったときや危険なときにも駆け込めるようにという目的もあるそうで、なるほどそれは大切なことであり良い取り組みだと、同じく思いました。

お寺の前が通学路になっているので登下校時には必ずこちらから声をかけますが、近頃は子供達の方が警戒するのか…(^_^;) 元気の良い声が返ってくることばかりとは言えません。

このような接点を持つことで、「駆け込み寺」としても役割を果たせたらと思います。

そして次は六年生が『国分寺の歴史』を学びにやって来ました。

こちらは最終学年らしく聖武天皇が建てられた『美作国分寺』から現在の『国分寺』に至るまでの歴史を本格的に学習し、学習発表会でその成果を発表したそうです。





我々が河辺小学校に通っていた頃は、境内を写生しに大勢の子供達が来ていたものです。

学校から途中家に帰るという、ちょっと嬉しいような恥ずかしいような経験を四姉妹ともしました。

お寺の前を通って学校に通う子供も沢山いますが、今は門の中まで子供達が入ることはほとんどありません。

でも、お寺の門の前には大きなお地蔵さまがいらっしゃいます。

お地蔵さまは子供達を守ってくださる仏さまです。

私も前を通るときには必ず「いつも子供達を見守ってくださり、ありがとうございます。」と通学する子供達の姿を思い浮かべながら、手を合わせてお礼を言っています。

そのことを若い先生にお話しましたら、先生は「お地蔵さまがそういうものだとは知らなかったのですが、それはありがたいことですね。戻ったら子供達にも話します!」と、喜んでいらっしゃいました。

子供達だけでなく、先生や保護者の方々も今回の学びをきっかけに、地域を知るなかでお寺や神仏をもっと身近に感じてくれたのではないかと思います。

そして我々は皆、目に見えないチカラに守られているのだということ、つまりは感謝の心を常に持ちながら過ごせればと願います。


祝!81歳

9月13日は名誉住職さんの81歳の誕生日でした。

昨年は傘寿のお祝いをし、「80歳からの人生はおまけのようなものなので、感謝しながら日々楽しく暮らしたい」と昨年9月のブログでもご挨拶していましたが…

楽しいことよりもまだまだ限界に挑戦!とばかりにお寺の維持の為、寒い中も暑い中も広い境内地を草刈りから池の掃除、井出のどぶさらいまで…苦しいことを率先してやってくれています。

しかし、今年の猛暑には熱中症でダウン。病院で点滴を受け、なんとか日帰りですみましたが大変心配しました。

81歳になった名誉住職さんからひとことをもらおうとしましたが、「まだまだ。これから!これから!」と鼻息荒く…昨年より血気盛んになったようです(笑)

どうか元気でいてくださいね!

いつも数えで年齢を言う孝照さん。その度、娘達からは「数えなくていいから!」と厳しいツッコミが。しかしつられてロウソクの本数を間違えて注文していました~(笑)

名誉住職さんの衣姿を見る機会は少なくなりましたが、やはりこの姿が一番カッコイイ!

境内には名誉住職さんの好きな地味めな草木が植えられ、ちょっとした秋の庭となっています。

四月に行われたバイクイベント主催の方と。
バイクにまたがらせてもらいご機嫌さん。心は少年に ♫

ひどい暑さと湿気のなか、井出のどぶさらいもへとへとになりながらやってくれました。本当にありがとうございますm(__)m

やはり手伝いは孝月さんでないと。
いつも大変な仕事を一緒にやってくれる孝月さんにも感謝ですm(__)m

姿が見えないと思ったら境内のサツキや木の中からずぼっと現れることしばしば。常に環境整備に目を配ってくれています。でも、いっとろべぇ(若しくはひっつき虫、正しくはコセンダングサというそうです)をびっしり服につけて私達を弱らせるのは勘弁してくださ~い (ノД`)・゜・。

施餓鬼法要

18日、台風7号の影響が心配されましたが、前日までの雨予報も跳ね返し、施餓鬼供養にあわせて先祖供養が無事行われました。
今年は3名の役員さんにも手伝っていただき、おかげで例年以上に盛会に法要が進められ、ありがたいことでした。
落合泰宏様、立石忍様、江原幸男様、お世話になりありがとうございました。

暑い中でも可憐に白百合が咲きました。
こぼれ種で境内に数か所根付いたもの、その生命力はすごい!

浅草から毎年届けていただくほおずきも元気に赤く実をつけて
夕方から参拝の方が多くみえました
夕刻7時、厳かに式が始まりました
一年に一度、餓鬼に施しをすることで功徳をいただくことができます




お盆のお勤め

  1. 各地で異常な暑さが続いていますが、みなさま良いお盆をお過ごしのことと思います。
    明日はもう仏送り。暑い暑いと言いながら、もう夏が過ぎようとしています。
    8月18日は施餓鬼法要があり、これが終わるとお寺の夏の行事も全て終わりです。
    約一ヶ月、これまでのお寺の様子を振り返ってみます。
    今年も無事にお勤めを終えられたことが何よりでした。

    棚経が始まった直後、この頃から暑さと湿気が厳しかったです。
    弟子の光胤(こういん)さんもお参りに行かせてもらうことがありましたが、笑顔ばかりではありませんでした(笑)

    8月6日、9日には広島、長崎に想いを馳せて鐘をつきました。

    今日は遠方の檀家さんがお参りになり、合同棚経と合同初盆のお勤めをしました。可愛いペンやイラスト、ポストカードなどをあしらってつくる孝照さんのお手製看板です!

    会場で初めてお会いになった檀家さん方も、ご先祖様のおかげでこの場に集い、一緒にご供養ができました。これも仏様が結んでくださったご縁ですね。遠方よりご苦労様でございました。

     

弁天まつり

6月28日、巳の日に弁天まつりが行われました。
雨の予報で大変蒸し暑いなかでしたが、今年はみなさんにもお参りしていただきました。コロナ以降数年ぶりのことです。
お堂の中とはいえ、法要中も足を楽にし、心も体もリラックスしてもらうことが一番。
きちんとしなければならないと思わず、ご自身の心に仏様を近く感じることが大切です。
みなさんどうぞ気負わずお参りくださいね。

今月上旬には孝照さんと孝月さんが木に登って梅を取ってくれました。
さすがに息のあったコンビですが、必ずケンカもセットです(笑)
この後、古木の中にうずもれるように脚立を一本足で立てたり…なんとも危ない!見ているこちらは冷や冷やしました。



歓喜天さま前のザクロの花
ニッコウキスゲ

6月1日、サツキが満開でした。
お塔婆を持って来られた檀家の方が、きれいですねとしばらく眺めていってくださって何だか嬉しかったです。